無添加の自家製餡
「和菓子の命でもある餡」
現在、残念ことに日本で消費される餡の6割以上は輸入され
原材料の小豆だけではなく、半加工された餡の状態でも輸入されています。
都内でも自店で豆から煮て餡をつくる店は僅少なのが現状です。
当店では、厳選した国産の豆から煮て作る「本物の自家製餡」ですので
保存料(ソルビン酸・グリシン等)、漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム等)、
トレハロースの添加物は一切使用していない「無添加自家製餡」です。
こし餡:北海道産小豆、白双糖
つぶ餡:岡山県産備中大納言小豆、白双糖
しろ餡:北海道産白手亡、白双糖
餡づくりに使用している「白双糖」は、氷砂糖に次いで「純度が高く、結晶が大きく、アクが少ない」のが特徴です。
すっきりとした上品な甘さの餡に仕上がります。
国産材料でつくる手づくり和菓子
日本の食料自給率(カロリー基準)が4割以下のため、市販の加工品には輸入食材が多く使われています。和菓子店も例外ではありません。
そのような中、当店では「お客様に安心して和菓子を召し上がっていただきたい」との思いから国産の材料を使って和菓子をつくっています。
国産の材料は、価格は高いですが日本の規格と基準でつくられているので、安心であること、そして何よりも食べて美味しいことです。
❖小麦粉 群馬県産他
小麦粉の自給率は2割以下です。国内で使用される小麦粉のほとんどが輸入品であるのが現状です。輸入の小麦粉は、
収穫後に「ポストハーベスト」(防虫・殺菌・防カビ剤)を大量に噴霧して保管され、出荷されるのです。
日本国内では収穫後の「ポストハーベスト」の使用は一切禁止されています。
当店では群馬県産他の小麦粉を使用していますので、安心して召し上がっていただけます。
【小麦粉を使用したお菓子】どら焼き(大納言小豆、栗、梅)、はぜ栗(焼き菓子)等
❖栗 茨城県産
「和栗」は国産の栗という意味ではありません。日本原産の栗で、品種のひとつです。最近は、韓国産の「和栗」が多く流通しています。
また、和菓子、洋菓子に使われている栗の多くが、韓国、中国からの輸入品です。なぜなら、国産の栗は価格が高いからです。
当店では、茨城県笠間産の栗を使用しています。1年分の栗を自店で蜜漬けしていますので、国産栗と白双糖だけで、「漂白剤(次亜硫酸ナトリウム等)、
酸化防止剤・着色料」などの添加物は一切使用していません。
【栗を使用したお菓子】栗蒸し羊羹、どら焼き(栗)、最中、里の栗(季節の和菓子)等
❖黒胡麻 茨城県産
国内産の胡麻の自給率は0.1%です。99%が輸入品で、主に東南アジアや中東から輸入されています。
当店は茨城県石岡町付近で栽培している希少な国産の黒胡麻を使用しています。価格が高く、入手困難ですが、国産の胡麻は味と香りが格別です。
農林水産省のHPに胡麻の自給率について掲載されています➡https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/0910/spe2_01.html
【黒胡麻を使用したお菓子】最中(黒胡麻入り、こし餡)、赤飯(自家製の胡麻塩)
❖くるみ 長野県産
現在、日本国内で流通している、くるみはアメリカや中国からの輸入品です。国産のくるみは、生産者の高齢化に伴い収穫量が減少しています。
当店では、香りが良く、美味しい国産のくるみを使用しています。
【くるみを使用したお菓子】縁起餅 アボヘボ
❖ささげ 岡山県産
当店のお赤飯には、ささげの最高級品である岡山県産「備中ダルマささげ」を使用しています。お赤飯は、ささげの豆の渋(シブ)だけで染めた自然な
色合いです。着色料や保存料は使用していません。
他にも非常に多くの国産材料を使用しています。原材料表示で国産のものは「国産」と表記しており、産地証明書もございます。
朝搗きのお餅、だんご
搗きたてのお餅やだんごは、ほどよい歯ごたえが特徴です。
多くの和菓子店では、こねているだけでは、搗いてはいないので、この歯ごたえがなく、コシのない、やわらかすぎるお餅やだんごになるのです。
やわらかい=出来立てというわけではありません。数日経っても、やわらかいままのお餅やだんご、大福には軟化剤、保存料等の添加物が入っているのです。
当店では毎朝、お餅とだんごを搗いていますが、添加物を使用していませんので、翌日にはかたくなります。当日中にお召し上がりください。